オーガニックコットンとは、農薬や肥料などの使用基準を2~3年以上遵守した畑で収穫される綿花のことである。
インドが世界最大の生産国であり、そのシェアは5割にのぼる。その他の生産国には中国(12%)、キルギスタン(12%)、トルコ(10%)、タンザニア(5%)などがある(いずれも2019~20年の集計結果)。
(出典:https://textileexchange.org/wp-content/uploads/2021/07/Textile-Exchange_Organic-Cotton-Market-Report_2021.pdf)
「オーガニックコットン」と表示して販売する場合は認証機関より認証を受けなければならない。代表的な認定機関にGOTS(Global Organic Textile Standard)やOCS(Organic Content Standard)がある。
両機関ともトレーサビリティの確保、毎年の書類および実地検査を基準に設けているが、GOTSではそれに加え染料の制限、一般製品との隔離、児童労働の禁止や倫理基準も設けている。
(出典:https://www.global-standard.org/images/GOTS_Documents/GOTS_Standard_5.0_English_Japanese_Alphabetical.pdf)
環境問題に対する関心の高まりや、SDGsなどの取り組みの観点から注目されている。