綿

綿、あるいは木綿は、アオイ科ワタ属の種子から取れる繊維であり、コットンとも呼ばれる。「真綿」は蚕の繭から作られる絹の一種で木綿とは異なるが、木綿が生産される以前は綿(わた)といえば真綿だった。
人類が初めて木綿を栽培したのは約8000年前のメキシコとする説があり、日本への渡来は799年に現在の愛知県へ漂着した崑崙人が持っていた種子が初めといわれている。

綿花

主な生産地

中国、インドが他を大きく離して2大生産地となっている。以下アメリカ合衆国、パキスタン、ブラジルと続く。
(出典:https://www.worldatlas.com/articles/top-cotton-producing-countries-in-the-world.html)

綿の特徴

安価で染色性の良さから様々な製品に使われている。肌触り、吸水性、通気性に優れているが、皺になりやすいというデメリットもある。

主な綿花の種類

Gossypium hirsutumアプランド綿として知られている。世界総生産の約90%がこの綿である。
Gossypium barbadense海島綿ギザ綿ピマ綿など、高級綿として知られている。同8%。
Gossypium arboreum:布団の中綿や脱脂綿の原料となる。同2%以下。
Gossypium herbaceum:Gossypium arboreumの姉妹群とされる。同2%以下。

5段階の繊維長

ICAC(国際綿花諮問委員会)により、以下の5段階に分けられている。

区分 繊維長 特徴 用途
短繊維綿 20.6mm未満 太く丈夫 布団やクッションの中綿
中繊維綿 20.6~25.4mm 世界の綿生産量の9割 衣料品、タオルなど
中長繊維綿 26.2~27.8mm 中繊維綿よりしなやか
長繊維綿 28.6~34.1mm シルクのような光沢とカシミヤのような風合い
超長繊維綿 34.9mm以上 ギザ綿新疆綿ピマ綿などの高級綿はこれに当たる。

また農薬の基準が厳格な農地で栽培されるオーガニックコットンと呼ばれる綿花もある。

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