マーセル化とは、綿花を高濃度のアルカリ液で処理し、繊維を膨潤化させる加工方法である。 綿繊維をアルカリ液に浸漬するとマイナスに帯電するため、クーロン力が働きそれぞれの繊維が反発しあうようになる。ここまでがマーセル化であり、一定方向に引っ張りながら浸漬を行うシルケット加工とは厳密には別物である。 各々の繊維が離れることで染料の入り込む隙間ができ、染色が容易になるメリットがある。
綿花
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