ラミー

ラミー、あるいは苧麻布とは、苧麻繊維からできた織物の総称である。リネン同様長い歴史を持っており、少なくとも6,000年ほど前には衣類としての使用が確認できる。
苧麻は熱帯もしくは亜熱帯で生育する植物で、現在は最大の産地である中国やブラジル、フィリピン、インドネシアなどが主たる生産地となっている。日本では福島県会津地方や琵琶湖湖東で生産されており、それぞれ小千谷縮、近江ちぢみの原料としても著名である。
年に2~3回、多いものでは6回ほど収穫できる。

ラミーの特徴

同じ麻布であるリネンと共通するが、通気性や強度はラミーのほうが上だとされる。中でも強度は植物繊維中最高と言われる。また色も差異があり、リネンの生成りよりも白い。

関連用語

リネン

綿